研究倫理 : メドインフォ



 

研究倫理の基礎

研究倫理:基礎編
研究倫理:小保方晴子
研究倫理:小保方晴子と早稲田大学
研究倫理:STAP細胞の論文不正疑惑
研究倫理:小保方晴子最新情報
研究倫理:小保方晴子の周囲
研究倫理:小保方晴子に止めを挿した男
研究倫理:小保方晴子氏告発される
研究倫理:STAP論文問題
研究倫理:小保方晴子氏は懲戒解雇相当
研究倫理:小保方氏問題
研究倫理:小保方論文不正問題
研究倫理:笹井芳樹氏が自殺
研究倫理:STAP細胞に関する報道
研究倫理:捏造事件
研究倫理:STAP論文の取下げ勧告

研究倫理:小保方氏と山中伸弥教授
研究倫理:小保方晴子の不正事件が問うもの
研究倫理:小保方さんの博士号
研究倫理:小保方氏は「懲戒解雇相当」
研究倫理:小保方晴子が開けたパンドラの箱
研究倫理:小保方晴子氏の研究室を廃止
研究倫理:小保方氏の博士論文に関する結論
研究倫理:小保方晴子氏早稲田大学博士号維持
研究倫理:刺激惹起性多能性獲得細胞
研究倫理:STAP不正調査
研究倫理:小保方晴子画像疑惑
研究倫理:博士論文の不正問題
研究倫理:小保方STAP論文捏造事件
研究倫理:科学における不正行為
研究倫理:小保方晴子の不正事件が問うもの
研究倫理:小保方晴子氏への変換請求は60万円

研究倫理:小保方晴子氏は「懲戒解雇」
研究倫理:キャラクターをゲームに使用
研究倫理:小保方晴子氏、告発される
研究倫理:小保方氏の乱倫研究室
研究倫理:小保方氏に費用返還請求へ
研究倫理:小保方晴子氏、理研を退職へ「魂の限界」
研究倫理:小保方晴子氏、STAP細胞つくれず
研究倫理:小保方晴子氏の論文、新たな不正認定
研究倫理:小保方晴子さん「STAP細胞あります!」
研究倫理:小保方晴子さん会見 3つのポイント
研究倫理:「STAP細胞」理研が1年かけて検証
研究倫理:理研ってどんな組織?
研究倫理:実験ノートには日付も詳細もなく
研究倫理:小保方さん単独か、それとも理研の組織ぐるみか
研究倫理:最終調査報告書に不服申し立て
研究倫理:理研が最終報告書

研究倫理:バカンティ教授、STAP論文の撤回を拒否
研究倫理:科学者の楽園

 

カテゴリー4
カテゴリー4の説明、カテゴリー4の説明、カテゴリー4の説明、カテゴリー4の説明

 

 

カテゴリー5
カテゴリー5の説明、カテゴリー5の説明、カテゴリー5の説明、カテゴリー5の説明

 

 

妖怪集1

 

ジバニャン

 

ウィスパー

 

妖怪集1a

 

妖怪集1b

科学者の楽園

 

科学者の楽園

 

理研ってどんな組織? 小保方晴子さんのSTAP細胞で揺れる「科学者の楽園」

 

「STAP細胞」の論文を巡って、小保方晴子ユニットリーダーの「研究不正」を認定するなど、激震が続く理化学研究所(理研)。ノーベル賞を受賞した野依良治氏が理事長を務めるなど、多数の科学者を擁する日本有数の巨大研究機関だ。

 

大正時代に産声を挙げ、2017年には創立100年を迎える歴史がある。仙台、つくば、名古屋、神戸など全国に8つの主要拠点を持ち職員約3500人。バイオテクノロジーから物理学まで自然科学のあらゆる分野を研究し、兵庫県佐用町には世界最高の性能を誇る大型放射光施設「SPring-8(スプリングエイト)」を擁する。

 

2013年度予算は約844億円で、人口20万人の自治体に匹敵。その9割以上が税金から捻出されているが、実際にはどんな組織なのか。改めて調べてみた。

 

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反論会見をする小保方晴子さん
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■ビタミン剤から原爆まで研究した「科学者の楽園」

 

理研の発案者は、アドレナリンの結晶化に初成功したことで世界的な名声を博していた科学者の高峰譲吉だった。1913年(大正2年)、彼は大物実業家の渋沢栄一に次のように訴えたという。

 

「今日までの世界は、機械工業の時代であったが、今後は化学工業の競争の時代になる、ドイツはカイザー・ウィルヘルム協会を、アメリカはロックフェラー研究所やカーネギー研究所を設置した。日本も独創的な化学研究をやるためには、研究所を作る必要がある、力になってほしい」

 

(「北九州イノベーションギャラリー|Kitakyushu Innovation Gallery & Studio [KIGS]」)
これがきっかけとなり、国会の決議を経て、1917年(大正6年)に財団法人「理化学研究所」が東京都文京区に設立された。設立者総代は渋沢栄一。日本の産業発展を目的として、皇室からの御下賜金、政府からの補助金、民間からの寄付金をもとに、半官半民の組織となった。

 

1921年(大正10年)に第3代所長となった大河内正敏は主任研究員制度を導入。各帝国大学に研究室を置くのも自由とし、理研からの研究費で研究員を採用することを許可した。

 

その結果、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹、朝永振一郎など日本を代表する科学者が在籍。様々な研究業績を生み出した。朝永振一郎は後に理研時代を振り返り「科学者の自由な楽園」と評して、次のように書いている。

 

科学者というのは、生活面でぜいたくをしようなどという望みはあまりないのである。ぜいたくをするなら、研究面でさせてもらった方がいい。そして、理研には研究の自由があった。具体的にいえば、研究について外から指示命令などもちろんないし、その上講義の義務がない、先生気分にならないですむというありがたい特典があった。しかつめらしいはなしになるが、よくいわれる学閥などというものも見当らない。

 

(加藤八千代「朝永振一郎博士、人とことば」共立出版)
しかし、自由な研究をするためには莫大な予算がかかる。そこで大河内所長は一計を案じて、研究成果を積極的に商品化してその儲けを研究費に充当することにした。

 

「自由と平等」で組織を活性化した大河内は、そのエネルギーを技術移転による製品開発に向けた。財政難は深刻だ。「理研を食わせる」ためには商売をためらわなかった。鈴木梅太郎門下の研究員・高橋克己がタラの肝油からビタミンAを抽出するのに成功すると、直ちに量産化を命じた。高橋は夜を昼になして研究を重ね、わずか4か月で工業化に成功する。「理研ビタミン」として売り出すと大当たり。大河内は高橋に年額10万円以上の報奨金を与えた。大正末期、総理大臣の年俸が1万2千円ほどだから、10万円は現代の「億」のお金に相当するだろう。成功者には惜しみなく「分け前」を与えた。

 

研究所とはいえ閉ざされた「象牙の塔」にはほど遠い。理研は、ビタミン剤や合成酒、アルマイト、陽画感光紙といった「ヒット製品」を次々と世に送り出し、傘下に「理研化学興業(株)」を中心とする事業体を抱え、63社、121工場を擁する一大コンツェルンへと成長していく。

 

(田中角栄を歩く | Web草思)
このときに生まれた理研系のメーカーは理研コンツェルンと呼ばれ、戦前の15財閥の1つに数えられた。現在も続いているメーカーには、事務機器メーカーの「リコー」、「ふえるわかめちゃん」で有名な「理研ビタミン」、ピストンリングの「リケン」などがある。

 

太平洋戦争直前から、理研は原爆開発に着手していたが1945年の東京大空襲の結果、研究続行は不可能になった。まもなく広島と長崎にアメリカ製の原爆が投下。日本は終戦を迎えた。

 

昭和16年4月、日米開戦を目前にした陸軍は、当時、東京駒込にあった理化学研究所仁科研究室に原子爆弾の開発を正式に依頼する。仁科研究室には後にノーベル賞を受賞する朝永振一郎をはじめとする優秀な科学者が集まる。この極秘プロジェクトは仁科の頭文字から“二号研究”と名付けられた。

 

(テレビ朝日|原爆 63年目の真実)
■財閥解体も税金投入で復活

 

旧日本軍に協力していた理研は、当然のごとくGHQに目をつけられた。1946年に財閥解体をされたことで、理研コンツェルンはバラバラになった。大河内も戦犯として巣鴨拘置所に収容され、公職追放を受けて所長を辞任した。

 

理研本体もいったんは解散。1948年に株式会社「科学研究所」に改組する。その後、紆余曲折を経て当時の研究部門だけが分離し、1958年に特殊法人「理化学研究所」として以前の名前が復活した。2003年に文部科学省の管轄下にある独立行政法人となった。

 

現在では、全国に8つの主要拠点を持ち職員数は約3500人。蓮舫・参院議員が「2位じゃだめなんでしょうか?」と発言したことで話題となったスーパーコンピューター「京(けい)」も理研のプロジェクトだ。年間約800億円の巨額の予算が投じられているが、その90%以上を税金から賄っているのが実態だ。MSN産経ニュースは以下のように報じている。

 

本部の埼玉県和光市では脳科学、横浜ではゲノム解析、神戸ではSTAP論文筆頭著者の小保方(おぼかた)晴子研究ユニットリーダー(30)らが所属する発生・再生科学総合研究センターでバイオなどを研究。大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)も理研の施設だ。研究者ら3557人を擁し、予算は、年間約834億円(26年度)もの巨額が投じられている。

 

(MSN産経ニュース『窮地に立つ「科学者の楽園」 批判続々、他研究にまで“疑惑の目”』2014.4.2 12:58)
研究成果を商品にして売るのではなく、税金から捻出することで戦前のような「科学者の楽園」を復活させた理研。政府が最高レベルの研究を目指して新設する「特定国立研究開発法人」に指定される見込みだった。これは、研究者に対してこれまで以上に高額な報酬を支払うことができる制度だが、STAP細胞の論文に捏造問題が浮上したことで暗雲が持ち上がっている。自民党の望月義夫氏は党本部で以下のように答えた。

 

望月氏は理研の調査委員会が新型万能細胞「STAP細胞」の論文の不正を認定したことを受け、「指定により国民の税金が相当使われることになる」と指摘。理研の今後の対応を見極めた上で判断すべきだとの考えを示した。

バカンティ教授、STAP論文の撤回を拒否

 

バカンティ教授、STAP論文の撤回を拒否

 

バカンティ教授、STAP論文の撤回を拒否 「結果に影響ない」理研の最終報告に反論

 

STAP細胞論文に不正があったとする理化学研究所の調査委員会の最終報告を受け、共著者のアメリカ・ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授は4月1日、「論文の誤りは研究結果に影響しないと信じる。論文は撤回されるべきではない」とする声明を発表した。時事ドットコムなどが報じた。

 

論文作成で「過失」や「誤った判断」があったと調査で断定されたとした上で「これらの過失が(論文の)科学的内容や結論に影響するとは思わない」と説明。論文を撤回すべきでないとの考えを改めて強調した。

 

(時事ドットコム「『過失』は結論に影響せず=STAP論文撤回を拒否−米共著者」より 2014/04/02 11:05)
さらに朝日新聞デジタルによると、バカンティ教授は、研究室のホームページで公開したSTAP細胞の詳細な作製法に従って、香港中文大のチームがSTAP細胞とみられる多能性幹細胞の培養に成功した可能性があるとし、「時間がたてばおのずから真実は明らかになる」など述べているという。

 

理研は論文の取り下げを勧告する方針だ。しかし、主著者の小保方晴子研究ユニットリーダーも1日、理研に不服申し立てをする意向を示している。

 

一方、論文を掲載したイギリス科学誌ネイチャーの広報担当者は1日、「現段階で論文の訂正や撤回についてはコメントできない」とコメントした。

 

イギリスの科学誌「ネイチャー」は、NHKの取材に対して「理化学研究所から調査の内容を受け取り精査している途中なので、内容についてコメントできない」とコメントしています。

 

そして、ネイチャーが独自に行っている調査についても「調査中はコメントを差し控えたい」としています。

 

(NHKニュース「STAP細胞『存在の真偽 早急に検証を』」より 2014/04/02 04:20)
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理研が最終報告書

 

理研が最終報告書

 

小保方晴子さんが単独で「STAP細胞論文を捏造・改ざん」理研が最終報告書

 

小保方晴子さんらが発表したSTAP細胞論文に多くの疑問が指摘されている問題で、理化学研究所(理研)は4月1日、記者会見を開き、調査委員会による最終報告書を公表した。

 

報告書によると、論文の捏造は小保方さんが単独で行ったものであり、同論文の共同執筆者については、不正行為への関与はなかったとの報告がなされた。小保方さんらへの処分については、午後に行われる記者会見で発表される。

 

■改ざん、捏造は小保方さん単独の行為

 

調査委員会の報告書によると、調査の対象となったのは、小保方さん及び、論文の共同執筆者である笹井芳樹さん、若山照彦さん、丹羽仁史さんの4名。

 

報告では小保方さんの以下の2つの行為が、「改ざん」「捏造」などの不正行為にあたるとされた。

 

(1)科学誌「Nature」に発表されたSTAP細胞論文の画像に切り貼りが行われていたこと=「改ざん」
(2)Natureに掲載されたSTAP細胞論文の画像に、小保方さんの学位論文に掲載された画像と酷似している画像が使われていたこと=「捏造」

 

STAP細胞の論文の一部が他の論文からコピーして記載されていると指摘された点については、「論文を適切に引用し、出典を正確に記載することは当然」とされ、「探して得た文章が特異なものではなく一般的に行われている実験手順に関するものであった」ことから、引用元を明記しなかったことや、記載内容が不正確であることは小保方さんの「過失」であるとされたものの、「研究不正とはいえない」とされた。

 

■共同執筆者についての見解は

 

笹井、若山、丹羽の三氏は、小保方さんによって改ざんされた画像を、事実を知らされないまま示されており、この改ざんは容易に見抜くことができるものではなかったと判断された。

 

しかし、笹井、若山両氏については、「シニアの研究者でありながら、データの正当性と正確性について自ら確認することなく論文投稿に至っており、過失とはいえその責任は重大である」とされた。

 

丹羽さんについては、「論文作成の遅い段階でこの研究に参加したものであり、研究不正行為は認められなかった」とされた。

 

なお、この調査委員会は論文作成に不正があったかどうかを調査するものであるため、STAP細胞が存在するかどうかという点については委員会の範疇を超えるとされ、回答がなされなかった。

 

理研は1日の午後1時?3時にも記者会見を行い、小保方さんらへの処分について発表を行うという。朝日新聞デジタルによると、小保方さんは「承服できない」として、近日中に理研に不服申し立てをするという。

 

 調査委員会の調査報告書(3月31日付け)を受け取りました。驚きと憤りの気持ちでいっぱいです。特に、研究不正と認定された2点については、理化学研究所の規程で「研究不正」の対象外となる「悪意のない間違い」であるにもかかわらず、改ざん、ねつ造と決めつけられたことは、とても承服できません。近日中に、理化学研究所に不服申立をします。

最終調査報告書に不服申し立てへ

 

最終調査報告書に不服申し立てへ

 

小保方晴子さん、最終調査報告書に不服申し立てへ コメント全文

 

理化学研究所(理研)は4月1日、STAP細胞論文に「捏造・改ざん」があったとする最終調査結果について、小保方晴子さんのコメントを発表した。小保方さんは「承服できない」として、近日中に不服申し立てへを行う考えを示した。

 

以下、小保方さんの調査報告書に対するコメント全文を掲載する。

 

平成26年4月1日
小 保 方 晴 子

 

「調査報告書に対するコメント」

 

調査委員会の調査報告書(3月31日付け)を受け取りました。驚きと憤りの気持ちでいっぱいです。特に,研究不正と認定された2点については,理化学研究所の規程で「研究不正」の対象外となる「悪意のない間違い」であるにもかかわらず,改ざん,ねつ造と決めつけられたことは,とても承服できません。近日中に,理化学研究所に不服申立をします。

 

このままでは,あたかもSTAP細胞の発見自体がねつ造であると誤解されかねず,到底容認できません。

 

(1−2) レーン3の挿入について
Figure1i から得られる結果は,元データをそのまま掲載した場合に得られる結果と何も変わりません。そもそも,改ざんをするメリットは何もなく,改ざんの意図を持って,Figure1i を作成する必要は全くありませんでした。見やすい写真を示したいという考えから Figure1i を掲載したにすぎません。

 

(1−5) 画像取り違えについて
私は,論文1に掲載した画像が,酸処理による実験で得られた真正な画像であると認識して掲載したもので,単純なミスであり,不正の目的も悪意もありませんでした。

 

真正な画像データが存在していることは中間報告書でも認められています。したがって,画像データをねつ造する必要はありません。 そもそも,この画像取り違えについては,外部から一切指摘のない時点で,私が自ら点検する中でミスを発見し,ネイチャーと調査委員会に報告したものです。

 

なお,上記2点を含め,論文中の不適切な記載と画像については,すでにすべて訂正を行い,平成26年3月9日,執筆者全員から,ネイチャーに対して訂正論文を提出しています。

 

以上

 

 

(理化学研究所「小保方晴子研究ユニットリーダーコメント」より 2014/04/01)
小保方晴子さんらが発表したSTAP細胞論文に不正が認められたとして、理化学研究所(理研)は4月1日午後、記者会見を開き、所内に懲戒委員会を設置し、その検討を経た上で小保方さんらの処分について決定すると発表した。小保方さんと共同で論文を執筆した担当者についても、同様の対応となる。

 

理研は3月31日、論文の不正に関する調査委員会の調査結果書を小保方さんらに通達。不正を行ったとされる小保方さんについては、4月9日までに不服申し立ての機会を与え、所内規程に基づき処分手続きを進めるとしている。また、理研の野依良治理事長は記者会見で、幹部の処分の可能性についても言及した。

 

小保方さんをはじめ、調査の対象となった論文執筆者4名は4月1日、それぞれコメントを発表。STAP細胞について「存在の確信がなくなった」として他の著者に論文を撤回するよう呼び掛けた若山照彦さんは「データの正当性、正確性を見抜けなかったことに自責の念を覚えております」と謝罪している。

 

小保方さんの上司で、「割烹着」のアイデアを出したとされる笹井芳樹さんは「画像の取り違えやデータの処理上の不適切な過程について気付き、それを事前に正すことには限界がありました」としながらも「いかなる場合も実験の詳細に遡った検討の努力を行うべきであり、この点が不足していたとのご指摘は深く反省すべきものとして真摯に受け止めております」としている。

 

論文作成の途中から研究に参加した丹羽仁史さんは「心よりお詫び申し上げます」としたうえで、「STAP現象につきましては、今後、理研において予断なく検証実験を進めて参ります」としている。

 

理研の川合眞紀理事は、3月31日に調査報告書を手渡しした際の小保方さんの様子について「動揺していた」と話し、「本人はSTAP細胞の存在を信じて研究を行っていたとうかがえる」と述べた。また、小保方さんは「心身ともに疲れきっている」という。

小保方さん単独か、それとも理研の組織ぐるみか

 

小保方さん単独か、それとも理研の組織ぐるみか

 

小保方さん単独か、それとも理研の組織ぐるみか STAP細胞論文問題

 

理化学研究所は4月1日、STAP細胞の論文に関して改ざん、剽窃など不正な点がある問題について最終報告書をまとめ、小保方晴子さんの2つの行為が、「改ざん」「捏造」などの不正行為にあたるとした。

 

(1)科学誌「Nature」に発表されたSTAP細胞論文の画像に切り貼りが行われていたこと=「改ざん」
(2)Natureに掲載されたSTAP細胞論文の画像に、小保方さんの学位論文に掲載された画像と酷似している画像が使われていたこと=「捏造」

 

一方で論文の共同執筆者である笹井芳樹さん、若山照彦さん、丹羽仁史さんの3名については、「改ざんされた画像を、事実を知らされないまま示されており、この改ざんは容易に見抜くことができるものではなかった」と判断。うち笹井さん、若山さんについて「責任は重大である」としながらも、不正については認定せず、事実上、小保方さんが単独で論文を改ざん・捏造しているとした。

 

この対応について、「小保方さんを切り捨て、問題解決を図っているのでは」といった、理研の組織ぐるみではないかとの疑問がTwitterを中心に集まっている。主な意見をまとめた。

 

 

また、研究機関でありながら、データは小保方さんのパソコンにあり取り出せなかったとしていることについても批判が集まっている。

 

 

理研の野依良治理事長は小保方さんが報告結果について「承服できない」としていることについてこう説明している。

 

東京・両国で1日午後に開かれたこの日2回目の記者会見。約300人の報道陣に囲まれ、野依良治理事長は「彼女(小保方氏)はSTAP細胞の存在を信じている。自分の研究なので思い入れがある」と述べた。

 

 

(朝日新聞デジタル『「捏造」個人の不正強調 理研「通常の研究者、ない」 STAP論文調査報告』より 2014/04/02 05:00)
科学ライターの鹿野司氏は、今回の捏造の背景に、京都大学・山中伸弥教授が研究するiPS細胞との研究予算をめぐる争いがあったのでは、と推測している。

 

なぜ、メディアに向かって、派手に宣伝する必要があったのか。

 

それは、今から思うと、政策決定者というか、予算の配分権を握っている人が、たぶん科学をそれほど好きでもなくて、科学とは何かわかっていなくて、何が科学にとって重要なのかの目利きのできない、平凡な人だからだと思う。

 

iPSとESをゼロサム的に競争させる,全くしょうもない政策決定は、まさにそういう人たちが物事を決めているのだと言うことを、研究者たちに知らしめ、心から震え上がらせ、焦らせているんじゃないかなあ。

 

科学を科学としてやり抜く環境が、日本では崩壊しつつあるんだよね。

実験ノートには日付も詳細もなく

 

実験ノートには日付も詳細もなく

 

小保方さん 実験ノートには日付も詳細もなく要件を満たさず
The Huffington Post
投稿日: 2014年04月03日 08時42分 JST 更新: 2014年04月06日 14時08分 JST RIKEN
STAP細胞をめぐる論文の不正問題に関して、4月1日、理化学研究所は研究ユニットリーダーの小保方晴子さんが論文の捏造・改ざんに関わったと最終報告書でまとめた。同日行われた記者会見での発表によると、研究の過程の裏付けとなる実験ノートについては、3年で2冊しか残されていなかったという。

 

実験ノートには、日付、研究内容、署名を記載し、ページに余白が残る場合は、後から追加で書き込むのを防ぐよう、斜線を引いて埋めるなどするが、小保方さんが残したノートには、日付すら記載されておらず、そうした要件が満たされていないことが、STAP細胞の存在を証明できない理由のひとつになっている。

 

理研発生・再生科学総合研究センターによると、実験ノートは最終的に理研が保管するのがルール。5年以上保管し、勝手に破棄したら処分の対象。実験の日付がはっきりするように切り離しができないノートを使うのが常識という。

 

奈良先端科学技術大学院大の佐藤匠徳教授(組織再生工学)は実験データは必ずその日のうちに日付とともにノートに記録する▽ボールペンを使い、間違えた部分は、修正がわかるよう線で消す――などと指導している。政策研究大学院大学の隅蔵康一准教授(科学技術政策)は「要件を満たしたノートは、研究不正が疑われたときに自分を守る手段になる」と話す

 

(朝日新聞デジタル「小保方さん実験ノート、記載乏しく再現不能 STAP論文問題」より 2014/04/03 05:00)
実験ノートの取り方については、北里大学准教授の野島高彦さんのブログに詳しい。

 

実験ノートは,実験者が実際にその実験を行ったことを示す唯一の物的証拠となるものです.また,実験レポートを書くために必要な,全実験結果が記された記録です.

 

(中略)

 

実験ノートには,その実験に関係する全てのものごとを積極的に記載しましょう.実験テーマ,実験年月日,天候,気温,気圧,湿度,といった基本情報にはじまり,実験から得られた数値,観察結果,実験をやりながら思いついたこと,考えたこと,その他,なんでも記録します.

 

(中略)

 

実験ノートには,その場で記入することが大切です.メモ用紙や下書き用紙に記録しておいて,あとから実験ノートに清書しようとする人がいますが,それでは実験ノートになりません.薬包紙だとか手のひらだとかに記録しておく,などというのは論外です.すべての記録に関して最初に記入されるのが実験ノートです

 

 

大学1年生の化学(北里大学・野島高彦)「実験ノートには何を記録するのか?」より 2013/06/01)
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「今日までの世界は、機械工業の時代であったが、今後は化学工業の競争の時代になる、ドイツはカイザー・ウィルヘルム協会を、アメリカはロックフェラー研究所やカーネギー研究所を設置した。日本も独創的な化学研究をやるためには、研究所を作る必要がある、力になってほしい」

 

(「北九州イノベーションギャラリー|Kitakyushu Innovation Gallery & Studio [KIGS]」)
これがきっかけとなり、国会の決議を経て、1917年(大正6年)に財団法人「理化学研究所」が東京都文京区に設立された。設立者総代は渋沢栄一。日本の産業発展を目的として、皇室からの御下賜金、政府からの補助金、民間からの寄付金をもとに、半官半民の組織となった。

 

1921年(大正10年)に第3代所長となった大河内正敏は主任研究員制度を導入。各帝国大学に研究室を置くのも自由とし、理研からの研究費で研究員を採用することを許可した。

 

その結果、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹、朝永振一郎など日本を代表する科学者が在籍。様々な研究業績を生み出した。朝永振一郎は後に理研時代を振り返り「科学者の自由な楽園」と評して、次のように書いている。

 

科学者というのは、生活面でぜいたくをしようなどという望みはあまりないのである。ぜいたくをするなら、研究面でさせてもらった方がいい。そして、理研には研究の自由があった。具体的にいえば、研究について外から指示命令などもちろんないし、その上講義の義務がない、先生気分にならないですむというありがたい特典があった。しかつめらしいはなしになるが、よくいわれる学閥などというものも見当らない。

 

(加藤八千代「朝永振一郎博士、人とことば」共立出版)
しかし、自由な研究をするためには莫大な予算がかかる。そこで大河内所長は一計を案じて、研究成果を積極的に商品化してその儲けを研究費に充当することにした。

 

「自由と平等」で組織を活性化した大河内は、そのエネルギーを技術移転による製品開発に向けた。財政難は深刻だ。「理研を食わせる」ためには商売をためらわなかった。鈴木梅太郎門下の研究員・高橋克己がタラの肝油からビタミンAを抽出するのに成功すると、直ちに量産化を命じた。高橋は夜を昼になして研究を重ね、わずか4か月で工業化に成功する。「理研ビタミン」として売り出すと大当たり。大河内は高橋に年額10万円以上の報奨金を与えた。大正末期、総理大臣の年俸が1万2千円ほどだから、10万円は現代の「億」のお金に相当するだろう。成功者には惜しみなく「分け前」を与えた。

 

研究所とはいえ閉ざされた「象牙の塔」にはほど遠い。理研は、ビタミン剤や合成酒、アルマイト、陽画感光紙といった「ヒット製品」を次々と世に送り出し、傘下に「理研化学興業(株)」を中心とする事業体を抱え、63社、121工場を擁する一大コンツェルンへと成長していく。

 

(田中角栄を歩く | Web草思)
このときに生まれた理研系のメーカーは理研コンツェルンと呼ばれ、戦前の15財閥の1つに数えられた。現在も続いているメーカーには、事務機器メーカーの「リコー」、「ふえるわかめちゃん」で有名な「理研ビタミン」、ピストンリングの「リケン」などがある。

 

太平洋戦争直前から、理研は原爆開発に着手していたが1945年の東京大空襲の結果、研究続行は不可能になった。まもなく広島と長崎にアメリカ製の原爆が投下。日本は終戦を迎えた。

 

昭和16年4月、日米開戦を目前にした陸軍は、当時、東京駒込にあった理化学研究所仁科研究室に原子爆弾の開発を正式に依頼する。仁科研究室には後にノーベル賞を受賞する朝永振一郎をはじめとする優秀な科学者が集まる。この極秘プロジェクトは仁科の頭文字から“二号研究”と名付けられた。

 

(テレビ朝日|原爆 63年目の真実)
■財閥解体も税金投入で復活

 

旧日本軍に協力していた理研は、当然のごとくGHQに目をつけられた。1946年に財閥解体をされたことで、理研コンツェルンはバラバラになった。大河内も戦犯として巣鴨拘置所に収容され、公職追放を受けて所長を辞任した。

 

理研本体もいったんは解散。1948年に株式会社「科学研究所」に改組する。その後、紆余曲折を経て当時の研究部門だけが分離し、1958年に特殊法人「理化学研究所」として以前の名前が復活した。2003年に文部科学省の管轄下にある独立行政法人となった。

 

現在では、全国に8つの主要拠点を持ち職員数は約3500人。蓮舫・参院議員が「2位じゃだめなんでしょうか?」と発言したことで話題となったスーパーコンピューター「京(けい)」も理研のプロジェクトだ。年間約800億円の巨額の予算が投じられているが、その90%以上を税金から賄っているのが実態だ。MSN産経ニュースは以下のように報じている。

 

本部の埼玉県和光市では脳科学、横浜ではゲノム解析、神戸ではSTAP論文筆頭著者の小保方(おぼかた)晴子研究ユニットリーダー(30)らが所属する発生・再生科学総合研究センターでバイオなどを研究。大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)も理研の施設だ。研究者ら3557人を擁し、予算は、年間約834億円(26年度)もの巨額が投じられている。

 

(MSN産経ニュース『窮地に立つ「科学者の楽園」 批判続々、他研究にまで“疑惑の目”』2014.4.2 12:58)
研究成果を商品にして売るのではなく、税金から捻出することで戦前のような「科学者の楽園」を復活させた理研。政府が最高レベルの研究を目指して新設する「特定国立研究開発法人」に指定される見込みだった。これは、研究者に対してこれまで以上に高額な報酬を支払うことができる制度だが、STAP細胞の論文に捏造問題が浮上したことで暗雲が持ち上がっている。自民党の望月義夫氏は党本部で以下のように答えた。

 

望月氏は理研の調査委員会が新型万能細胞「STAP細胞」の論文の不正を認定したことを受け、「指定により国民の税金が相当使われることになる」と指摘。理研の今後の対応を見極めた上で判断すべきだとの考えを示した。

 

(MSN産経ニュース『理研の特定法人指定「今国会は困難」 自民行革本部長』2014/04/03 18:56 )
小保方さんとSTAP細胞をめぐる問題は、創立100年を前に「理研」という巨大組織の屋台骨を揺るがしている。

「STAP細胞」理研が1年かけて検証

 

「STAP細胞」理研が1年かけて検証

 

「STAP細胞」理研が1年かけて検証 小保方晴子さんも会見へ
The Huffington Post
投稿日: 2014年04月07日 18時08分 JST 更新: 2014年04月07日 19時42分 JST NIWA
STAP細胞論文の不正問題で揺れる理化学研究所(理研)は4月7日、理研東京事務所で会見し、STAP細胞の作成を再現する検証チームに、小保方晴子ユニットリーダーを加えないことを明らかにした。共著者である丹羽仁史プロジェクトリーダーが再現実験を担当するという。MSN産経ニュースなどが報じた。

 

理化学研究所のチームが7日、理研東京事務所で記者会見し、STAP論文の筆頭著者の小保方晴子氏を検証チームに加えないことを明らかにした。

 

共著者の一人で再現実験を担う丹羽仁史プロジェクトリーダーは「このような事態になったことを、心よりおわびします」と謝罪、論文は撤回すべきだという考えをあらためて示した。

 

 

(MSN産経ニュース「【STAP細胞】小保方氏を検証に加えず 理研チームが会見、「協力は得たい」」より 2014/04/07 15:45)
丹羽氏は、STAP細胞について「あるかどうか知りたい」というスタンスから検証実験に参加することにしたという。検証は約1年間かけて行われる。

 

丹羽氏はNature論文の撤回に同意しており、STAP細胞の存在については、「あるかどうか分からない」という立場。「あるかどうかを知りたいというスタンスから、検証実験に参加することにした」(同氏)

 

検証は約1年にかけて実施。開始4カ月をめどに中間報告、実験終了をもって最終報告を行う。

 

( ITmedia 「「共著者の1人として心よりおわび」 丹羽氏が記者会見 再現実験へニュース」より 2014/04/07 04:42)
総括責任者の相沢慎一理研発生・再生科学総合研究センター特別顧問は、検証チームに参加しない小保方氏について「協力は得たい」などと以下のようにコメントした。

 

検証の総括責任者を務める相沢慎一理研発生・再生科学総合研究センター特別顧問は、小保方氏からの聞き取りについて「協力を得たいが、情報を求めることはあっても検証チームに加えることはない」と述べた。

 

 

(時事ドットコム「共著者「予断なく検証」=STAP再現実験で理研」より 2014/04/07 15:05)
一方、小保方氏は、代理人の三木秀夫弁護士らを通じて、4月9日に会見を行うことを発表した。

 

理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが9日に大阪市内で記者会見を開くことを、代理人弁護士が7日明らかにした。1月28日にSTAP細胞の発表記者会見を開いて以降、小保方氏が公の場に出るのは初めて。

 

(時事ドットコム「小保方氏、9日会見=STAP細胞、発表後初」より 2014/04/07 17:41)
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もっと見る: 理化学研究所 小保方晴子 研究ユニットリーダー 三木秀夫 STAP論文 小保方晴子 STAP細胞 社会 理研 STAP細胞 相沢慎一 小保方さん
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小保方晴子さん会見 3つのポイント

 

小保方晴子さん会見 3つのポイント

 

小保方晴子さん会見 3つのポイント STAP細胞問題の経緯まとめ

 

小保方晴子さん「STAP細胞はあります!」質疑応答まとめ

 

STAP細胞の論文をめぐる問題で4月9日、理化学研究所の小保方晴子さんが会見を行う。4月1日に理研の調査委員会の発表では、小保方さん個人による不正行為であると認定しており、それに対して「悪意のないミス」などと反論するとみられる。小保方さんの発言で注目される主なポイントは、

 

ネイチャーに提出した論文について、画像の流用など不正行為を調査委員会が認定している点について。
STAP細胞は本当に存在するのか。STAP細胞を作成し、山梨大学の若山教授に渡したとされているが、疑いが残っている。
早稲田大学に提出した博士論文に他の文章からのコピーがある点について。
といったところになりそうだ。

 

混迷を極めたこの問題を「そもそも」から振り返ってみよう。

 

■そもそもSTAP細胞とは

 

STAP細胞は、どんな組織にでも変化できる機能を持った多能性細胞の一種で、臓器や筋肉に変化することから、医療への応用が期待された。同じ多能性細胞のiPS細胞やES細胞と比べて作り方が圧倒的に簡単で、刺激を与えるだけでできるとされていた。

 

哺乳類(ほにゅうるい)の体細胞に外部から刺激を与えるだけで、未分化で多能性を有するSTAP細胞に変化するというもの。これまで発見されたES細胞(胚性幹細胞)やiPS細胞(人工多能性幹細胞)といった多能性細胞と比較して作製法が格段に容易であり、またこれらの細胞にはない胎盤への分化能をも有することで、今後、再生医療等への貢献の可能性が大きいと期待された。

 

 

(コトバンク「STAP細胞 とは」より)
■ネイチャーに提出された論文の概要

 

論文の要旨は大きく分けて(1)STAP細胞の作り方、(2)マウスでの実験、(3)再生医療応用のためのSTAP幹細胞の作り方、の3つからなる。

 

(1)のSTAP細胞の作り方では、マウスの脾臓から取り出した「T細胞」と呼ばれる細胞を弱酸性の溶液に浸した後に培養すると、1週間で多能性を持つ細胞になるとされ、これがSTAP細胞と名付けられた、というもの。

 

(2)のマウスでの実験では、STAP細胞に蛍光色を付けて受精卵に導入、生まれたマウスの全身の組織に蛍光の細胞が確認されたとする。

 

(3)のSTAP幹細胞の作り方では、(1)で作ったSTAP細胞のままでは増殖せず、再生医療へ応用できないため、増殖する能力を持つSTAP「幹」細胞を培養する方法が書かれている。

 

しかし、論文中の証拠となるマウスの筋肉の写真が博士論文からの転用だったこと、遺伝子の実験データに改ざんのあとがあったことなどがネットユーザーらによって指摘された。また、論文の根幹をなす、STAP細胞がT細胞からできていることを示す証拠も明らかでないことが判明し、理研は最終報告書で不正があったと認定した。

 

■経緯を時系列で

 

この問題の経緯を時系列で追うと、理研の対応が二転三転していることがわかる。

 

1月28日 理研が記者会見でSTAP細胞について発表

 

1月29日 理研、プレスリリースを公開。科学誌「ネイチャー」の電子版で論文が掲載される。国内外のネットユーザーによる検証が始まる

 

1月31日 過熱する取材に小保方さんが自粛を求める

 

2月5日 論文の共同著者でハーバード大のチャールズ・バカンティ教授がSTAP細胞とされる写真を公表

 

この間、論文に対しての疑義が高まったほか、追試試験で失敗の報告が相次ぐ。

 

2月13日 「不自然な画像がある」との指摘に理研が調査を開始も「論文成果そのものはゆるがない」とコメント

 

2月17日 科学誌「ネイチャー」も調査を開始したと発表

 

2月21日 バカンティ教授が「ささいな間違い」と擁護

 

3月5日 理研がSTAP細胞の作り方を公表

 

3月10日 共同研究者でマウスの実験などを行った山梨大の若山照彦教授が「研究の根幹が揺らいだ」として論文の撤回を呼びかけ

 

3月14日 理研が疑惑について中間発表。小保方さん自身の博士論文からの画像転用を認める

 

3月14日 小保方さん、疑惑について「下書きで使った物が残っている」と弁明

 

3月17日 理研が外部専門家も入れた独自の調査委員会を設置し、調査を始めることを明らかにした。また、ホームページからSTAP細胞に関する記事を削除した

 

3月20日 バカンティ教授が小保方さんの論文を「読んでなかった」と話す

 

3月21日 バカンティ教授、小保方さんと違う方法のSTAP細胞作成手順を公開

 

3月25日 実験に使用されたマウスとは異なる遺伝子が、小保方さんが提供した細胞に含まれていることが判明

 

4月1日 理研が最終報告書を発表。小保方さん個人による不正行為があったと認定

 

4月1日 小保方さんが反論コメントを発表

 

4月7日 理研がSTAP細胞の作成を再現について、1年かけて検証すると発表。検証チームに小保方さんは含まず

 

4月7日、小保方さん、9日に会見をすると発表

 

4月7日 早稲田大学が小保方さんが所属した先進理工学研究科の博士論文すべてを調査。不正が見つかった場合は学位取り消しを検討すると報道される

 

4月8日 小保方さん、理研に不服申し立て

小保方晴子さん「STAP細胞はあります!」

 

小保方晴子さん「STAP細胞はあります!」

 

小保方晴子さん「STAP細胞はあります!」質疑応答まとめ

 

STAP細胞の論文をめぐる問題で、4月9日、理化学研究所の小保方晴子さんが会見を行った。およそ2時間に渡った質疑応答から、主なものをまとめた。小保方さんのほか、三木秀夫弁護士、室谷和彦弁護士が回答している。

 

■ネイチャーに提出した論文について

 

Q:テラトーマ(腫瘍の一種)画像はいつから取り違えていたのか

 

小保方:2011年ラボミーティングで用いたパワポ(PowerPoint)の中では、テラトーマ画像について何由来のどのストレスを与えたものかの記載はありません。ただ、体細胞に様々なストレスを与えると幹細胞化する一部としてテラトーマフォーメーションについて述べています

 

Q:2012年に同じ画像を若山研究室のミーティングで提示しているが

 

小保方:確認しないとわかりません

 

Q:テラトーマはいつだれが

 

小保方:私が若山研で、正確な日付はわかりませんが、酸処理で得られたSTAP細胞のテラトーマを撮影したものです

 

Q:実験ノートにも書かれているのか

 

小保方:私はプレスできるレベルで書いています

 

Q:それは理研にも提出したのか

 

小保方:そのはずです

 

Q:なぜ論文作成時にパワポから持ってきたのか

 

小保方:そうですね。本当に申し訳ないとしかいいようがないですが、何度も何度もパワポ内でデータまとめバージョンアップしていたので。元データをたどっていればこのようなことにはならなかった。後悔と、毎日反省しております。

 

Q:パワポから論文に使ったのはテラトーマ画像だけか

 

小保方:データは…どの画像をパワポから使ったかはわからないが、その他はすべて元画像を確認して調査したので、大きくつかったのはこれだけだと思います。

 

Q:見栄えをよくしようと切り貼りするというのは、科学的にはそれだけで批判をまぬがれないと思うが

 

小保方:私が不勉強なままで、自己流でやってしまったことを反省しております。このたびネイチャーに問いあわせましたら、線を両サイドにいれておけばよかったのだと言われました。もう、申し訳ございませんでした。申し訳ございません。

 

Q:「正しいのがあるので不正ではない」という主張だが、似すぎているからジェル1を隠そうとしたと考えることも可能だと、疑念を起こさせてしまう行為については認めているのか

 

小保方:うーん、私はその結果自体が変わるものではないので、それ以上の科学的な考察というか、それに影響を及ぼすものであるとまでは考えていませんでした。

 

Q:捏造と言われた方についてご自身から申し出られた。調査委には学位論文と非常によく似た画像であると、学位論文とよく似た図を使ってしまったことは笹井さんに申告していたのか

 

小保方:はい。取り違えに気づいた時点で報告はしました。

 

Q:画像の取り違えについて、取り違えに気づいたのはいつか。立証できるものは。そもそも学位論文からの写真でないのであれば、調査委の主張は根拠を失うのでは

 

小保方:まず、写真の取り違えに気づいたのは2月18日と記憶しています。その日のうちにネイチャーのエディターに問い合わせています。

 

Q:外部からの指摘でなくご自身でというのは立証は難しいか

 

小保方:はい

 

Q:学位論文からとったものだと申告しなかったからダメだという理研の報告については

 

小保方:取り違えに気づいた段階で、まずすべてのデータのプロパティーをこれ以上間違いがないかすべてチェックした。テラトーマの生データがなかなか見つからなかった。ものすごく古いデータまで遡っていったら、学生時代にとった写真と気づいた。そのために博士論文のデータを調べたら載っていたので、まず早稲田の先生に学位論文のデータを用いることが間違ったことではないという発言をとりました。理研の上司にも、大変な取り違えをしたと報告した。すぐにネイチャーに修正依頼を出さなければならないと指示を受けました。ネイチャーにも問い合わせを出しました。調査委にも申告したが、当時、私にすれば、学位論文というのは個人の作文で外部に発表する投稿論文ではないので、そこまで報告すると、正直気が回らなかった。意図を持って触れなかったわけではない

 

■STAP細胞の存在そのものについて

 

Q:小保方さんしか生成に成功していない。これまでSTAP細胞は何回成功したのか。作成のコツは

 

小保方:まず私自身、200回以上作成に成功しています。実は若山さんはお得意とされていて、現存するものはすべて若山さんが樹立してくださったものですが、私の中では現象論を記述したもので、最適条件を記述した者ではないという認識でした。最適条件を示すメカニズムに迫る論文をまさに準備していたところでしたが、このような騒動になり、研究が止まってしまったことに心を痛めています。

 

Q:小保方さん自身が環境が整えば作成することは可能か。ニコ生で公開実験すれば分かるという声もあるが

 

小保方:どうなんでしょうか。まあ、実験というのは一人でこっそりやっているものではないので、毎日が公開実験のような状態ですので。ただ、すべて証明するには日数もかかるし、もし私が作る所が見たいということであれば、ぜひどこへでも行ってできるだけ協力したい。

 

Q:200回以上確認したなら、不備だらけの論文を撤回する考えはないか。

 

小保方:論文の撤回というのは国際的にはその結論が完全な間違いだったと発表することになると思います。そして、一度、オーサーが完全に間違いだと発表することになりますので、この結論が正しい以上、そう発表するのは正しい行為ではないのではないかと考えております。

 

Q:若山さんがDNA調べたら違うマウスだった。

 

小保方:その問い合わせのメールもたくさん頂きましたが、それ自身は論文とは関係ない……若山先生とお話していないので、詳細はわかりかねます。

 

Q:3月10日に若山先生が「信じられなくなった」とコメントしているが、どのような経緯だと推察するか

 

小保方:これは私の推察にしか過ぎませんが、まず取り違えに気づいた時点で、私に連絡がいっていると思っていたので、訂正書類にサインしてくださったんだと思っていたので、若山先生が画像取り違えにご存じなかったと記者会見を見て知った。実は1月の会見以降、私のメールはパンク、若山先生の電話もパンクしていて、著者間でのやりとりがまったくできない状態。その間、第三者を通してしかお互い情報が入らず、正確な気持ちや研究状況を通じ合えていなかったということだと思います。本当に若山先生には申し訳なく思っています

 

Q:STAP細胞はあるのか

 

小保方:STAP細胞はあります。

 

やはりあちこちで再現できるようになるべきですね。でも今回の論文は最適条件を示したものではないので、私自身はある種のレシピのようなものが存在しているが、それは新たな論文として発表できたらと思います。

 

Q ES細胞の混入ではないのか

 

小保方:当時、同じ研究室内でESの培養をまったくしていなかった

 

Q:どういう根拠で真正であると言えるのか。どうしてそういう資料を提出しなかったのか

 

小保方:自分で書いたノートですので、自信は当然ございます。第三者的観点から書いていなかったのは反省すべき点ですが、真正写真は調査委にも報告してあります。どう立証するかは弁護士の先生とも相談して考えているところです。

 

Q:どういう記述をもとに真正と言っているのか

 

小保方:写真を撮った前日に染色したという記述がノートにございます。しっかりとは記憶できていないですが、テラトーマを染色したとか、そのような記述だと思います。

 

■研究環境について

 

Q:3年で実験ノート2冊について

 

小保方:最終報告の中ではそうなっているようですが、実際にはそんなことはありません。ただ、理研の調査委に提出したノートが2冊だったということです。

 

Q:実験ノートについて。内容が断片的なものだったと指摘されたが、詳しく反論があれば

 

小保方:まず…記述方法につきましては、当時の私にすれば十分トレースができるものだったが、第三者の視点という点では本当に反省するところではあります。提出が2冊だったことも、ノートの提出自体を突然その場で求められたので、そのときあったのが2冊だったということです。

 

Q:なぜこのような状況になってしまったのか、ご自身でどのように分析しているか。疑義は晴らすことができると考えるか

 

小保方:まず繰り返しになりますがお詫びさせてください。ただ、そうですね、私は学生の頃からいろんな研究室を渡り歩いてきて、研究の仕方がかなり自己流でここまで走ってきてしまったという点は、私の本当に不勉強であり、本当に未熟さで情けなく思っております。ただ、そうですね、今回の疑義に関しましては、第三者的な証明ということを弁護士の先生方に協力して頂いておりますので、はらすことができると信じています。

 

Q:STAP細胞について何冊のノートをお持ちか。生データをたどるのが大変ということだが、写真はどのくらいお持ちなのか。

 

小保方:写真ですか?まちがいなく何百枚単位であります。ノートはハーバードにもあるし、こちらにもありますが、4、5冊あると思います。

 

Q:公開実験やノート公開のお考えは

 

小保方:公開実験は私一人で判断できない。場所も時間もいりますし。環境も整えなければならないし、私が判断できることではない。ノートは秘密実験もあるので積極的に公開する考えはない

 

Q:要するに独自のやり方でやってきたことが悪いことのようになっているが…

 

小保方:たくさんの方々に出会い支えて頂き歩んできた道ですので、だからこそSTAP細胞にたどりつきたい。そのように考えるのは謙虚さに欠けるし、やはりそう思いたい自分と、そうではいけなかったんだという自分が混在しております。

 

Q:世界中で再現実験に成功していない中で、コツを詳細に書き起こして発表してこなかったのはなぜか。ちょっとしたコツとは一体何なのか

 

小保方:まず詳細なプロトコルを発表するにあたって、もちろん私ももう少し積極的に関わりたかったが、ネイチャーの訂正原稿や私の体調面、外出がままならない状況で、できたらこれからでも詳細なプロトコルをアップデートに参加していければと思っています。

 

Q:ちょっとしたコツというのはご説明いただけないか

 

小保方:それは次の研究にも大きく関わってくるので、できればメカニズムの解明や研究発表と同時に発表していただければと思います。

 

Q:再現実験した世界中の科学者に何かご説明は

 

小保方:問い合わせが来たものには答えていくとうかがっております。

 

Q:通説と違うものを発見したときは、確信か、不安か

 

小保方:最初から確信があったわけではないですが、STAPが起こりうるときづいたときには、どのように次の人が納得していく形で証明していったらいいんだろうというワクワクした気持ちはいまでも覚えております。

 

Q:小保方さんから積極的に追試をお願いしたことは

 

小保方:はい、若山先生や学生さん、ハーバードでも研究員がやってくださったり。インディペンデントにやって頂いたこともあります。個人名になってしまうので……

 

Q:インディペンデントで再現に成功したという事実があるなら、積極的に出した方がいいのではないかと思うのですが

 

小保方:はあ、なるほど。ありがとうございます

 

Q:追加のノートはどうして提出しなかったのか

 

小保方:調査委が資料を確認したときは、個別の確認だったのですべて求められていない。ノートは在籍した研究室にある。テラトーマについては提出したノートに書かれている。自分たちでノートを精査して判断したのだろうと思いますので、詳しくきいてくだされば、と思います。

 

Q:第三者が再現実験に成功するか

 

小保方:私はかならず成功してくださると思っています。細かなコツをすべてクリアできれば成功できると思っています。

 

Q;小保方さんでないとダメか

 

小保方:そのようなことはありません。できるだけ細かなことも私が参加する形で公表していければと願っていますが、それが可能になるか…

 

Q:200回、どなたとどなたがSTAP作成をご覧になったのか。不正と認定されたことについて防ぐことは可能だったのか。正してくれる先輩はいなかったのか

 

小保方:私はいろんな研究室に居候していますが、同僚は実際見ています。見ている方はかなりいらっしゃると思います。そして、私が自分のことをもっと謙虚に受け止めて周りの方にすべてのデータを確認してくださいとお願いしていれば防げたのではないかと思います。

 

■理研の対応について

 

Q:(発表以降、理研に)コメントしたいという意思は伝えていたのか

 

小保方:はい。伝えていました。

 

Q:3月31日に調査委の結論を聞いたとき、どう反論したのか

 

小保方:…正直あまりの驚きとショックに何も考えることも言うこともできなかった。でも弁護士同席だったので、自分が研究したと思うならば不服申し立てをするんだとその場でアドバイスしてくれたので、このような形になった。

 

Q:理研は論文撤回に同意したと言っていたが、それはウソか

 

小保方:…私は理研の社員ですので、難しいですね。「撤回を視野に検討したらどうか」と、そうですね、その話には…わかりましたと言いましたが、撤回自体には同意しておりません

 

Q:論文撤回したらそのまま理研職員として残してあげるという提示は

 

小保方:そのようなことはありません

 

Q:割烹着報道やピンク色実験室を理研が用意したというのは。小保方さんが昔からやっていたのか。いつごろからやっていたのか

 

小保方:割烹着は3年ほど前から着て実験しておりました。ピンクの実験室は、私がユニットリーダーに着任した段階でできたものです。

 

Q:小保方さんの雇用の問題から考えて、懲戒に抵触する行為がない場合は処分不当であると、行政不服審査法に基づいて行われるだろう。今回懲戒処分にはあたらないとお考えか

 

三木:この問題が不正と認定されたら、理研の懲戒規定上の問題に移ってくる可能性はあります。その際、こちらとしては懲戒事例に該当するものではないと主張すると思いますし、仮に該当すると仮定してもあまりに処分として不当ではないかと、あまりに重すぎるではないかと。あくまで仮定ですが。構成要件に該当して初めて有罪になるのに、そうでないのにルール若干間違ったからと言って有罪認定するのは、法的な点から著しい人権侵害があると考えています。冷静に処罰要件を見て頂いて、該当するのかが今回の問題点。単に彼女の行為が倫理に反しているかではないんですね。完全に論点がずれているとかんがえています。

 

Q:今回の調査報告と食い違う点について。調査の不備について、理研は3回聞き取りしたといっているが、小保方さんは1回だけと言っている。笹井さん、若山さんに小保方さんからご相談はなかったのか。

 

小保方:たぶん、中間報告までに3回ということだと思います。中間報告から最終まで1回だった。

 

三木:正式な面接は1回。書類確認的なヒアリングに委員2人がお越しになったのが2回かな。

 

Q:ビデオ会議?

 

小保方:調査のヒアリングはすべてビデオ会議です。

 

Q:若山、笹井に報告は

 

小保方:この時点で報告はしていませんでした。

 

Q:それをすれば疑義は晴れると思うが

 

小保方:理研は第三者による再現が必要という考えのようなので、どちらが、というのは私にはわかりかねますが

 

Q:理研の指導は十分だったか

 

小保方:たくさん助けて頂いたんですけども…私の力不足だったと思っております。

 

Q:理研に裏切られたというお気持ちが少しでもあるか

 

小保方:……このような気持ちは持つべきではないと思っております。

 

Q:iPSに比べても優位という発表されていたが、今もそう考えているか

 

小保方:STAPが将来的にどのように発展するかについて理研は多くの期待を寄せて下さったんだと思いますが、私の気持ちとiPSとの比較に関する広報活動には、私の気持ちと開きがあったと思います。

 

Q:理研がiPSと比較する形で発表させたと?

 

小保方:…私自身としては、iPSとの比較に関する広報活動に参加できる立場になかったので、その辺の詳細は分かりかねます。

 

Q:特定財団格上げに協力せよという雰囲気は

 

小保方:はい、私自身は感じておりません

 

Q:理研の聞き取りが短期間かつ不十分とのことだが、どういう思いか、どう説明したかったか。再調査にどういう対応を求めたいか

 

小保方:私自身初めての経験だったので、どういう対応が適切かよく理解しないままだった。もう少し弁明の機会を与えて頂いたらと思った。途中からだんだん体調が思わしくない中での調査となってしまい、十分な答えもできなかったと思います。

 

Q:不服申し立ての手続きについて。構成について要望しているが、理研の規定ではまた同じ調査委のメンバーが審査することになるが

 

小保方:調査委の先生方もご自分の研究止めて頂いて、本当に申し訳なく思っています。ただ、一度出た判決が同じ方々によって覆ることは難しいかなと、思っております。

 

Q:外部の方々に積極的に審査して欲しいか

 

小保方:はい

 

三木:規定上、別の委員会にかけることは矛盾はしない。事実上の控訴審。理研のためにも別の委員会にした方が信頼感高まる。事実関係が要件に該当するのか。科学的な部分に先鋭的な争いがあるわけではない。事実認定に経験を積んだ人が半分以上を占めるべきではないのか。これほど重大な不利益処分を課すのであればきちっとしていただきたい。

 

Q:理研に対してどのような思いか。理研の会見について

 

小保方:理研に対してはご迷惑おかけして申し訳ない。野依先生のお言葉も重く受け止めて生きていきたい。

 

Q:理研の調査について

 

小保方:十分な調査をして頂いたという認識はない。質問に対する回答という形式が多かったので、私の説明や弁明の機会が少なかった。事実関係を詳細に聞き取るという調査をではなかった。

 

■早稲田大学の博士論文への疑惑について

 

Q:早稲田への博論取り下げを伝えたという事実はあるのか

 

小保方:博論取り下げの問い合わせはしたんですけども、博士は指導されて授与されるものなので、授与されたものがふさわしいとかふさわしくないと判断されるのはふさわしくないとアドバイスをいただきまして

 

Q:特に取り下げてはない?

 

小保方:はい

 

■小保方さん自身について

 

Q:科学への考え方は変わったか

 

小保方:自己流で走ってきてしまったので、ゼロからではなく、マイナス100からだと思って、科学や研究に向き合っていくチャンスがあればと思っております。

 

Q:科学者の立場はつらいと推測できる。今後は

 

小保方:今の時点ではわかりませんが、私に出来る社会貢献があるなら、それを探していきたいと思っております。

 

Q:共同研究者の方への思いを

 

小保方:本当に…共同執筆者の皆様、サポートしてくださって、たまたま助けてくださったのに、私の不勉強でこのようになってしまい、心から申し訳なく思っております。

 

Q:1月28日の発表の次の日から公の場に出てこなかったが、どういう理由で、どういう思いで過ごしてきたか

 

小保方:…この論文に関し、たくさんの疑義があがるなかで、何度も私の口から説明させてほしいと、コメントの案もつくったりしていたが、理研がそれは適切でないという判断で、今日まで発表できませんでした。申し訳ありません。

 

Q:悪意という言葉が何度も使われていますが、小保方さんにとって悪意とは

 

小保方:そこがすごく私もわからなかったので、室谷先生に相談しました。どうでしょう?

 

室谷:悪意をもってというよりは、悪意でない間違いを除くとなっておりまして、悪意でない間違いですから、過失によるものは除くという趣旨とうかがえると思います。

 

Q:小保方さん本人は悪意をどういう意味があると

 

小保方:悪意……悪意……

 

三木:法律的な解釈になるんで、その辺のお答えは控えさせていただきます

 

Q:かわいこぶりっことか割烹着報道についてどう思ったか

 

小保方:?……私が割烹着を着ているという報道をみたときの感想ですか? みなさん面白いところに注目なさるなあと

 

Q:不満とか不安とか?

 

小保方:…正直、恐ろしかったです。

 

Q:この2ヶ月、何をしていたのか。現場どのような病状なのか

 

小保方:もう、目まぐるしく変わっていく状態で、だんだん体調が悪くなり、最初の頃はSTAP細胞の作り方教えたり実験もしていたが、最後の方は家で静養しているような状態でした。心身共に消耗し切って、(吐き気とか?)まさにそのような状態で。3月の中旬ごろには医師から入院を検討するように言われていましたが、調査委があったのでなかなかそのような判断ができず、ついに入院することになってしまいました。

 

Q:筆頭著者の小保方さんだけが責任を問われている。トカゲのしっぽ切りという状況をどう受け止めるか

 

小保方:…私自身が写真を取り違え、論文の疑義を呼んでしまったので、ほかの方の責任やお考えにコメントできる立場ではないと考えます。

 

Q:週刊誌で笹井先生と不適切な関係が報じられておりますが

 

小保方:まずそのようなことはありませんし、そのような報道が出て戸惑っております

 

Q:ポートピアホテルに1年。そのお金はどこから

 

小保方:そこに限らず、私はホテルで滞在していた頃はハーバードの研究員でしたので、出張としての扱いでした

 

Q:一部報道で大きな力が働いているということは

 

小保方:不服申し立てのコメントは弁護士の先生が、私があまりに落ち込んでいたので強い気持ちのコメントを手伝ってくださいました。私はずっと、あまりにも落ち込んだ状態でした。

 

論文発表以降、予期しないことが次々起こって、もう私の力では何一つできないような、大きな力に翻弄された毎日を送っていましたので、そのような気持ちが出たのだと思います。突然記者さんに囲まれて、動揺したのだと思います。

 

Q:難病患者さんへのお言葉は

 

小保方:もし私に研究者としてのこの先があるのなら、STAPの研究を進めて、希望を持ってくださっている方々に応えるように示していきたいと思っております。

 

Q:この間、共同執筆者とはどのようなやりとりを

 

小保方:あまりコミュニケーションが取れていないのですが、私からはこのようなことになって申し訳ないということをつたえてあります。

 

Q:体調の変化は

 

小保方:もう…絶不調でした。メディアの皆様もお仕事で仕方ないのかもしれませんが、おうちの周りに人がいて外出もままならず、体調も悪かったので家にいることが多かったです。



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